男性用のシャツと女性用のシャツでは決定的な違いがあります。それは、ボタンの付いている箇所です。
男性用は自分から見て右側にボタンが付いていますが、女性用のは左側に付いています。
右利きの人が圧倒的に多いのになぜ女性用のシャツのボタンは左側に付いているのか、理由は諸説ありますがここでは代表的なものを説明します。
まず、ボタンというものができたばかりの頃、ボタンは高級品で、ボタン付きの服は貴族の女性たちしか着ることがなかったそうです。そしてその貴族の女性たちは自分で服を着ることをせず女中に着せてもらっていたため、女中が着せやすいように左側にボタンが付けられたと言います。
このころの名残が今でも残っているというわけです。
そんな大昔のこと、現代に生きる私たちにとっては何の関係もないと思うかもしれませんが、実は大アリなんです。
なぜならば、男も女も、異性のシャツをお互いに脱がせやすいというメリットが発生しているからです。
着せやすいということは、脱がせやすいということとイコールです。
つまり、女性のシャツのボタンは男性から脱がしてもらいやすいように、男性から見れば右側についていると言えます。男性は普段から右手でボタンを付け外ししているので、偶然ですがありがたい現象です。
反対に女性は、普段から左手でボタンを付け外しすることに慣れているため、男性と向き合った時に左側にあるボタンを扱いやすいのです。
なので女性のシャツを脱がすときは、片手で一つずつボタンを外していきましょう。両手を使うのはスマートじゃないし、何だか必死な感じがしてしまいます。
外すときは上から順番に。一番下や下から2番目ぐらいのボタンは外さなくても、上から体を抜けば脱がすことはできますが、ここはきっちり全部ボタンを外して脱がしたほうが紳士的です。
めんどくさがらずに丁寧に、でもスマートに、いつもの自分のシャツのボタンを外す感じでやれば簡単です。