男性が思う挿入に対する考えと女性の価値観は異なります。セックスにおいてペニスの挿入はクライマックス間近の大イベント。
ついつい力が入って一心不乱に腰を振り、長く快感を維持しようとしてしまいがち……。確かに男性目線で捉えれば、時間をかけて楽しみたいと思うのは自然の摂理かもしれません。
女性の挿入に関する思い、価値観はその年齢、性的好奇心に経験値、出産の有無などによっても異なりますが、あるデータでは女性が思う理想の挿入時間は男性のそれよりも短い傾向があると判明しています。ちょっと驚きですよね!
実際に男性のセックス(特に前戯と挿入)はAVの真似事になってしまう場合が多く、いろんな体位を楽しむマインドに支配されがち。
しかしながら、挿入体位の工夫やスリリングなセックスが、イコール女性の性的満足度に貢献するとは必ずしもいえません。女性のセックスは物理的接触というよりは、心理ベースでのつながりが基本になっていくため、挿入のありなし、時間よりも互いのコミュニケーションに重きが置かれています。
男性の平均挿入時間の長さは10分から20分程度が多いのですが、リアルな女性の意見を覗いてみると、5分程度もしくは10分以内の挿入でも十分と感じているそうです。
前述のように女性が思うセックスの価値観はメンタルが重視されるわけですが、それにあわせて挿入自体が気持ちよくない、もしくは痛み(性交痛)を感じる、気持ちいい演技をするのが疲れるという意見も少なくありません。
男性陣は膣に挿入したら気持ちいいはずという一方通行な考えをしてしまいがちですが、実際は挿入よりもクリ派の女性が圧倒的に多いことも考慮すべきです。
確かに女性が思う挿入希望時間が少ないことは驚きですが、挿入時間が長くなるのは女性に気持ちよくなってほしい!、という前向きな思いの表れであることはいうまでもありません。
早漏もしくは遅漏の男性もいると思いますが、自分ベースの挿入に女性を付き合わせるのではなく、一度真剣に女性の意見を仰ぐことから始めませんか?
挿入を含むセックスに対する考えをオープンにできる女性は少ないので、男性側から「痛くない?」、「負担がない挿入時間はどれ位?」などをプレイ後に話し合ってみましょう。
お互いに正直になり、セックスに対する希望と不満に二人で妥協点を見いだせられれば、二人の仲はもっと打ち解けるはずです。二人の性生活の充実は、けっして挿入時間の長さに比例しないことを覚えておきましょう!